ロシア、カレリア産シュンガイト タンブル2

シュンガイトタンブル

サイズ 約20×20×20mm

シュンガイトのタンブルです。

シュンガイトはロシア、モスクワの北西、フィンランド近くの地域にあるカレリア共和国です。
ここでしか産出されない希少で特殊な鉱物で、古代より癒しの石、奇跡の石として大切にされてきました。
ピョートル大帝も愛用していたと言われています。彼は医師にこの石を調査するように命じ、カレリアに療養所を建設させました。

黒いルックスから見てとれるように、主な成分は炭素です。
カレリアは、ダイヤやグラファイトなど炭素系鉱物が採掘されるところでもあります。この炭素はカンブリア紀、20億年以上も前のプランクトンが化石化したものだと言われています。通常の鉱物のような結晶構造はなく、モルダバイトやガラス質隕石のように非晶質なので、これがシュンガイト隕石由来説もありますが、詳しいことはわかっていません。NASAも宇宙空間でこの石に含まれる物質「フラーレン」を検出したとのことで、隕石説も有力になりつつあります。

シュンガイトの中には天然のフラーレン(C60炭素フラーレン)と呼ばれる成分がたくさん含まれています。炭素のみがサッカーボール状の球体に近い分子構造で、シュンガイトだけが唯一それを含むのだそうです。ボール型炭素分子、とも呼ばれています。まるで魔法陣のような五芒星と六芒星が結合した球体形をしています。ダヴィンチが「完璧な多面体」と言ったものの同じ構造なのです。プラトン立体の5つは球体の中に入る辺が同じの神聖幾何学図ですが、フラーレンもまた同じく球体の中に入る神聖幾何学です。複雑になればなるほどクオリティが高くなると言われ、球体に近くなりますが、このフラーレンはまさにそうです。

「炭素含量の高いシュンガイト鉱石には天然のフラーレンが重量比で20ppm含まれる事があきらかになった。」と、2005年に京都大学の研究論文に発表されました。


※触ると手が黒くなる可能性がございます。(炭成分のため)



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