アメジスト・エレスチャル2 溶解したファセット

サイズ H37×D38×W27mm
産地:エスピニャッソ山脈、ミナスジェライス州、ブラジル

しっかりと溶解し、先端(ファセット)も柱も溶けてしまっています。
そこがギザギザとセルフヒールド時のような跡も。
まるでアイスクリスタルの形状のようにも見えます。
見事なジャカレー(骸骨水晶、ワニのウロコ状の水晶)です。

エレスチャルは通常スモーキークオーツがほとんどですが、ごく稀にアメジストも産出します。

エレスチャルは、「水晶の長老」、「水晶の最終形態」と呼ばれていますが、
実は、水晶がまだ熱水の中のケイ素だった時に、そのケイ素の量が通常より多く、
通常は一本ずつ結晶するようなところを一気に結晶しちゃったので、連結していたり、水が蒸発する前に固形化してしまうため、水を内包していることが多いのです。
実はおじいさんのようなゆっくりとした余裕のある感じというよりは、
うわ〜っとエネルギッシュにどんどん集まって急いで結晶しちゃった感じです。
そのため、ファセットや柱が何層にもなっていたり、同じような結晶同士がいくつも重なってひとつになっていたりもします。
その姿がワニのウロコのようなのでジャカレー(ポルトガル語でワニ、産出がブラジルなのでポルトガル語なのです)と呼ばれたり、骸骨水晶と呼ばれたりもします。

じっくりと結論を出すというよりは、とりあえず急いで何かを打ち出さないといけないようなアイデアだったり、閃き勝負だったり、そんな感じでしょうか。

エレスチャルは、今では一般的にジャカレーの事で通用していますが、通称名であり、
英語の"celestial"=天界の、この上なく美しい
から"C"を外し、”elestial"という造語がニューエイジの時代に出来ました。(90年代)
天使は、ウリエル、ミカエル、などエル"el"で終わるものが多いです。
そこで、天使的な意味を持たせる、地上に近い、という意味合いで、"elestial"としました。
それがエレスチャルの名前の由来です。
天使とつながる石、という意味を込めたのかもしれません。

天使と繋がれるかはさておき、この水晶の形状は非常に魅力的であり、地球からのギフトだと思わずにはいられません。









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