【コラム】「Zaca de Sousa 〜ゼカジソウザ〜神の導きの石」

2021年5月31日

【 Zaca de Sousa ゼカジソウザ 】
ゼカジソウザはブラジルのミナスジェライス州、コリントにある鉱山の名前です。 2016年頃に一度採掘した後、音沙汰なしだったのですが、2019年に新しい鉱山として開いた後にブレイクしました。
コリントは良質な水晶の都です。 実は、ミナスジェライス州の水晶の主なものはコリント産がとても多いです。 コリントの付近では非常に透明度の高いものが産出しており、コリントの右下あたりに位置するトマスゴンザガの水晶は大変有名なので聞いたことがあるかもしれませんね。
ゼカジソウザの水晶はそのトマスゴンザガを凌ぐ透明度と美しさで、現在大人気であり、その地名はブランドとなっています。 一般的なコリント産水晶との違いを出すため、ゼカジソウザのものは「ゼカジソウザ」と名前を明記して流通したのです。 近年では「ヴィジョンクオーツ(TM)」という名前でも流通しています。

【 Corinto 】
そもそもコリントとは、アテネ、スパルタと並んで栄えた古代ギリシアの都市国家に由来します。 そして、聖書の中の「コリント人への手紙」が有名です。 ブラジルはポルトガル領でした。ポルトガルは世界にキリスト教の布教と領地を求めて大航海時代の先駆けとなりました。そのため、ブラジルはキリスト教圏であり、かつ地名にはキリスト教由来の名前がたくさんあるのです。 "Zaca"はポルトガル語で「神の考え、教え」という意味です。 "de Sousa"はブラジル圏の苗字で多いのですが、もともとはスペインのカスティリャやガリシア地方で発見された名前なのだそうです。その地域の人々がポルトガルに移民し、ポルトガルには多くの"de Sousa"一族がいたと言われています。そして、これも同じく大航海時代ですが、この一族が南北アメリカに渡ったという記録があります。 ゼカジソウザという鉱山名ですが、これは推測にすぎませんが、もしかすると鉱山主の名前による由来なのかもしれません。 ゼカジソウザ水晶は、「ゼカ」や「ゼカクオーツ」という名前でも流通していますが、これであれば、コリントという聖地の名がついた地域から発見された「神の導きの石」という意味になりますね。なんだか、感慨深いものがあります。
 

【 この水晶の特徴 】
コリントで産出する水晶の大まかな特徴としては、水晶の柱部分に「エッチング(彫刻刀などで彫った痕のようなもの)」または「グリフ」と呼ばれる象形文字のような紋様が浮かび上がることです。
それらは「スターシード」または「スターブラリー」と呼ばれています。 レムリアンシードは柱に成長線(レムリアンリッジ)が入るのに対し、スターシード(またはスターブラリー)は平行な線ではなく、エッチング=「蝕像」が見られ、それが大体柱の一面おきに入っています。 水晶における「蝕像」の定義とは、水晶が育つ地中の温度や圧力の変化、熱水の浸蝕等によって、水晶の表面が溶け出しそこに模様がついたようになったもの、または、他の鉱物、金属などが当たったりして、それらが表面にくっついて削れたりして模様になったもの、になります。 (くっついたまま模様になっているものもあります) それらは英語であれば"Etched Quartz"と呼ばれ、英語圏では大きく分類され、溶解したアイスクォーツやエレスチャルなども含みます。 ゼカジソウザ水晶は、それに加えて透明度が非常に高いのが特徴です。

【 蝕像という宇宙 】
ゼカジソウザ水晶はゴールドクォーツとシルバークォーツに分類されています。ゴールドはゴールデンレムリアンのような金色をしており、シルバーはその透明度の高さから銀色のように輝いて見える(透明です)のが特徴です。 その美しい金銀の表面に浮かび上がる蝕像。 実はこの蝕像の部分に、惑星とのつながりや惑星のインフォメーションがあると言われています。 レムリアンの成長線(レムリアンリッジ)にある情報が地球の超古代文明であるならば スターシードのそれは超古代文明を運んできた惑星の文明や銀河連合の情報だと言えるかもしれません。 レムリアに文化をもたらしたであろうプレアデス、 リラ、ベガ、シリウス、アルクトゥルスなどなど・・・ スターシードと呼ばれる人々に関係のある水晶だと言われています。 普通の水晶には成長線があるもの、、、の概念では計れない水晶がこのスターシードであると思うのです。 成長線ではなく蝕像が主張している水晶です。 (成長線が薄く入っているものもありますが) きっとそれらは昔から存在はしていたはずなのに、ただ見えなかっただけかもしれません。

【 スターシード達 】
スターシードとは、直訳すれば星の種ですが、スターシード達は宇宙から来た魂を持つ人々のことです。彼らが星の種そのものであり、地球のアセンションのため、この地球に降りたち、彼ら星の種たちは地球に撒かれ、その花を咲かすべく時を待っているのです。 アシュタールという宇宙連合の総司令官に地球に行きたいと志願しました。その証としてスターシードを受け取ったと言われています。 しかしながらこの地球は、宇宙の星々との周波数が違いすぎて、とても大変なこともたくさんありすぎるのです。 ここではない宇宙のホームに「帰りたい」と思う人も。また彼らは非常に多才で、内面の優しさと美しさを持ち、使命があり、過去生の記憶をもち、個性的、人生の試練に耐えている、生きづらさを抱えた、、、そんな人たちです。 スターシードクォーツは、そんな人たちに思い出すべきことを思い出させ、私たちはどこから来たのか、何をすべきか、どうすればいいのかなどを明確に示してくれるかもしれません。

【 宇宙の周波数 】
「周波数」と書きましたが 近年、少しずつ地球の周波数が違ってきているような気がします。 「普通はこうだ」というスタンダードが古い概念となり今では通用しなくなってきています。 「今まででは考えられない」「予想外の」ことがたくさん起きています。 それはきっと地球での私たちが束縛の鎖から自由になってきているということを意味するのだと思います。 私たちの生きている地球の歴史を振り返ってみてください。先ほども述べた大航海時代は、植民地と奴隷の時代でもありました。 今はもうそんな時代ではありません。人は肌の色や宗教の違いによって搾取されることはないのです。 日本においても、学校、パートナー、家族、その他の関係性の中で、倫理や道徳的に反して精神的にダメージを与えることはもう許されないことになってきています。 このように、地球は徐々にではありますが、進化してきていることがわかると思います。

【 水晶が教えてくれること 】
スターシード/スターブラリーの水晶達は、見方を変えた瞬間に物事が以前とはすっかりと違って見えるということを教えてくれるクリスタルだと思うのです。 違う視点で見ること、角度を変えて見ること、俯瞰して見ること、世の中には実に色々な多面的な見方があります。 そのように、真理への道(ゴールへの道)はひとつではないのです。 正しいかどうかのジャッジメントでさえ、見方によれば全く違ってきます。 例えばそもそもジャッジをしないこと。「ジャッジする」という行為における二元的な考え方をやめた時に見えてくるもの・・・。 もしかすると、今の地球の概念では考えられない何かを教えてくれるクリスタルかもしれませんね。

最後にコリント人の手紙3:3
「あなたがたはまだ肉に属している」より
「あなたがたの間にねたみや争いがあることからすれば、あなたがたは肉に属しているのではありませんか。そして、ただの人のように歩んでいるのではありませんか。」
ここの概念から脱すれば、きっともっと霊的にも精神的に生きやすくなると思います。 そしてなぜか、岡本太郎の「キャンバスからはみ出せ」を思い出しました。 肉に属している間の二元的なモノの見方(善悪、男女、上下、右左など)を超えて見えてくる宇宙的にスピリチュアルな風景をいつか見てみたいと思っています。