【コラム】「密教法具ここに集結!!」

2020年10月1日

神秘のエナジーアイテム
【密教法具】

それは、チベット密教の儀式で使われる特別な法具です。

ここでは、様々な種類がある密教法具の中から、
代表的な宝具の特徴とそのエネルギーに関してご紹介します。

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【独鈷(トッコ)】
両端が分岐していない金剛杵。
本来はインド古来の武器であり、密教では煩脳を払う目的の法具。

勇気を表すといわれています。

日本が生んだ不世出の天才、弘法大師空海。
807年(大同2年)、空海は独鈷で奇跡をおこしたとされています。
伊豆の修善寺を訪れたときに、独鈷で川中の岩を打ちました。
すると、そこから温泉が噴き出したのです。
これが修善寺温泉・独鈷の湯です。
1200年たった今でも、熱い湯が湧き出ています。

【五鈷杵(ゴコショ)】
中央の刃の周囲に四本の刃を付けたもの。

金剛杵(こんごうしょ)は古代インドの神々が持つ武器でしたが、密教に吸収され人々の悩み事を打ち砕く、
厄除け、智慧、お守りとして用いられるようになりました。

魔をうち砕く力を秘め、困難や煩悩を振り払う法具として用いられ、
身近にあるだけで厄除け・災難除けになるといわれます。

刃が5本のものを五鈷杵(ごこしょ)と呼びます。

【九鈷杵(キュウコショ)】

中央の刃の周囲に八本の刃を付けたもの。

九鈷杵の9は、「宇宙全体の完結」を表す数といわれ、宇宙エネルギーが最大限に引き出させる数になります。
また両端が中央の心棒に向かって、四方八方の円形になっている形も、全体で「無限の宇宙」を表していますので、魔除け、邪気除け、悪気除けには、最大級のパワーを発揮するといわれています。
 

【羯磨(カツマ)】

2つの金剛杵を十字に組み合わせた形状。

結界をつくる密教法具とされています。

すべてを成功させる。
あらゆる困難を乗り越える。
金運を呼ぶ。

魔除け、邪気除けに強力な力を発揮し、持っているだけで四方に結界(バリア)を張り、
持ち主を災難などから守るといわれています。

【曲刀/カルティカ(カルタリ)】
煩悩を断ち切るとされる密教の法具です。

インド神話においてはインドラ(帝釈天)の武具とされ、雷を操ります。
仏教においては仏の教えが煩悩を滅ぼして、悟りに導く様を法具化したものとされます。

チベットでは、「ドルジェ」と呼ばれています。

カルマや悪縁などのあらゆる悪い流れを断ち切り、気の滞りを改善し、気の流れを良くしてくれるといわれています。
他にも煩悩を断絶し、魔除け、邪気除けを行い、持ち主を守り、幸せへと導いてくれるともいわれています。

またカルタリは、部屋などに置いて頂くだけでも魔を除け、
悪い流れや縁を断ち切り持ち主に幸せをもたらしてくれるとされています。

【金剛鈴(ガンター)】
密教法具のひとつで、修行の時に用いる楽器のようなもので菩薩を喜ばせるためのものだといわれています。
片方の先端は金剛杵(バジュラ)で、もう片方の先端が金剛鈴(ガンタ)といわれる鈴がついた形をしています。

バジュラは魔や煩悩を破壊するもの、
ガンタは菩薩を歓喜させるもの、
このふたつが組み合わさったものをバジュラガンターと呼びます。
バジュラは男性意識、ガンタは女性意識を表すため、陰陽の統合をはかるものでもあります。

この鈴の音により、仏や菩薩の波動と同調します。
また、この音は聖なる宇宙音OM(オーム)と同じであるといわれ、
それを聞く者は心が清められ、深い変性意識(マインドフルネス)状態になっていきます。
場のエネルギーを浄化し、魔を祓う道具です。