【コラム】 レッド・ドリームコート・レムリアン

2023年10月29日

【 レッドコートレムリアンとは 】
2019年、ブラジル・ゴイアス州クリスタリナにあるトパーズマウンテンの滝の近くのレムリアン鉱床近くでスポット(晶洞)が発見されました。それはドリームコートレムリアンと呼ばれるレムリアンでした。 そしてその後の2022年に新たなレムリアンがこのスポットの奥から採掘されました。 それはドリームコートよりも表面がかなり赤いレアカインドなものでした。
「レムリアンが軸部分にあり、その上にスーパーセブン(水晶、アメジスト、スモーキー、ゲーサイト、カコクセナイト、レピドクロサイト、ルチル)のような鉱物が二次的成長をしたものです。」
と、アメリカでは説明されています。
しかしながら、私はまだルチルが内包されているのをまだ見つけていません。 ルーペで確認すると、ルチルの代わりに、パイライトが内包されている確率が高い気がしました。

【 色合い 】
鉄分によって赤くなった水晶の下に、アメジストがあり、ファントムを形成しています。それはだいたいにおいてトラピッチェ構造になっています。 その下に軸となる水晶がありますが、その軸はたまにシトリン、スモーキーの場合もあります。 鉄分により色づいた水晶の表面はツルッとしているのでレムリアンリッジは見えませんが、剥離部分(以前、付いてた水晶の結晶痕=ゲートウェイやキークリスタル)にしっかりとレムリアンリッジ=条線が見えるため、内側の水晶がレムリアンシードであることがわかります。
ですので、レムリアンに二次的成長として鉄分とアメジストが主成分の水晶質が上から覆い被さった
「夢のコートを着た(ドリームコート)レムリアン」
なのです。
このクリスタルの真っ赤な表面と、ファセットには紫色もみえ、剥離した部分は黄色く、かなり激しい色合いとなって、強い印象がある水晶です。

【 結晶の仕方 】
原石を見てみると、結晶の仕方は、ボリビアのアメジストにも似た感じもあり、ファセットに逆三角形の凹み(トライゴニックのような)が見えるものもあります。
全てのファセットの辺が中央に集結する「ジェネレーター・クリスタル」が多いのも特徴です。
ところどころDrusyというか、小さな結晶が柱の中からぐいっと顔を出しているものもあります。
柱面から結晶が剥離したゲートウェイ部分にしっかりとレムリアンリッジが入っており、その筋目とたくさんの色のコントラストを見ていると、このクリスタルの持っている「層」について深く考えるようになりました。
層=レイヤーですが、層というと日本語では地層が思い浮かぶでしょうか。ファッションなら重ね着をレイヤー、髪型もたくさん段を入れるスタイルをレイヤーと言いますが、元々は人が石を積み上げる=石工(Lay)というところが語源のようです。

【 統合の石 】
水晶の層、アメジストの層、鉄による赤い層、レムリアンリッジの細いひとつひとつの線の数々、、、 それらバラバラに存在していてもいいのに、それらがひとつの個体として存在するということ。
アメリカのヒーラーは、これをUnite(統合)の石と言っていますが、すごく納得できるところがあります。 このクリスタルが、ひとつの地球だと例えるならば、水晶、アメジスト、シトリン、スモーキー、鉄、パイライトなどが、違う人種や私たちのあらゆる「違い」のように存在し、それぞれに違う色、輝きなどを持っています。 それらは「個性」であり、良い悪いのジャッジは全く必要ありません。 間違った方向へ行く大きな違いのいくつかは、私たちの宗教観や正義観の違いです。 そこから起こる戦争。 今、また時代が巻き戻っていくかのように戦争が起こっています。 ほとんどの人は理解しています。全ての人は違う考えがあり、それを尊重できるということを。

【 UNITE 】
国の決定権を担う偉いとされる人が間違った全体性を煽り、多くの人々に間違った正しさというものを煽動します。 二元論は本当に正しいのでしょうか?
でも、このクリスタルを見てください。
全然違うものがひとつになり、層をなし、見事な美しさを作り上げています。
透明な水晶だけが偉いのでしょうか? いいえ、そうではありませんよね。 違いは元々存在し、排除するものではありません。 全ての違いのひとつひとつが全体をサポートし、調和を生み出しています。
そしてなぜ今このタイミングでこのクリスタルが見つかるのか。 その意味はそこにあるのかもしれないと感じました。 私たちは自分で感じる正しさの軸があるはずです。 それを生きれば、間違った方向には進まないし、人の意見を鵜呑みにしなくて済むのです。プロパガンダに巻き込まれなくて良いのです。 何よりも自分の感覚を感じとることが大切です。

また、さまざまな層は、たくさんの次元を表しています。 過去、現在、未来の、 地球の外部、内部、宇宙の、 パラレルワールド的なたくさんの階層。 映画「マトリックス」で見た外側の世界と内側の世界のような。 または夢の世界。 全てのパラレルワールドは実は今が起点であり、今に集約しているのではないでしょうか? 今、ここに存在していることが一番重要なのではないかと思います。
"Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat"という舞台(ミュージカル)を知っていますか? 12人兄弟の一番下であるジョセフ(ヨセフ)だけが父親ジェイコブ(ヤコブ)から虹色のコートをもらい、他の兄弟から嫉妬され、エジプトに売られ、奴隷の身分となります。夢解きの力があったジョセフはファラオの夢を解き、エジプトでファラオの次の権力者になる、、というお話です。 このクリスタルとこのお話に少し繋がりそうな気配がしました。 自分がどんな立場になろうとも、自分の置かれた場所で自分らしくあれば、やがてその輝きが認められるのだと思います。

【 メタフィジカルな意味 】
アメリカのヒーラーが解説したものをここに訳します。

アメジスト、シトリン、スモーキーの全てが含まれた赤いレムリアン、これは母なる地球からのギフトに他なりません。 このレムリアンはなかなか読み取れないレムリアンでしたが、秋になりまさにこのレムリアンの色のような季節となり、メッセージがやって来ました。 紅の狐が現れ、その尾は炎でした。 ファイアフォックス(火の狐)は、伝説上の架空の動物ですが、その狐はフェミニン・リーダーシップを持っている強い狐でした。 それは魂の情熱、魂の目的を表します。 魂が自分自身と繋がり、そして肉体の領域をナビゲートしていく、そんな連携のコミュニケーションをアシストしていくような。 ハイレベルな情報をおろし、自分にハーモナイズさせて、毎日の実生活に生かしていく、、、 インスパイアされ、生活に生かし、魂の栄養となる、、、
強いけれども圧倒されないような。

このレムリアンシードは調和のクリスタルです。 ふたつのクリスタルが共にひとつになり、調和を生み出しているのです。 クワイアー(聖歌隊)が歌っているかのような全体性の調和、このレムリアンは、ユニティ(=ワンネス)と調和を歌うレムリアンなのです。自己の内なる調和と、この地球上に生きる全ての生きとし生けるものとの調和を。 それぞれの違いというコントラストの織りなす美しさは、一本一本の糸が紡ぐタペストリーのようです。そのタペストリーがLIFE(人生)という織物なのです。 私たち一人ひとりの内なる平和こそが、目に見える外の世界の平和を作り出しています。 私たちの調和的繋がりが大きくなり、光を放ち、世界が調和し、愛と平和が満ち溢れていくのです。 私たちはそんなタペストリーを紡いでいく使命を担っているのです。 またこのクリスタルは、多次元ヒーリングのクリスタルで、全てのチャクラを網羅します。 第一チャクラの赤、第三チャクラの黄色、第七チャクラの紫がはっきりと見て取れます。