【コラム】表側、裏側と30年後にやってきたレムリアン

2023年1月11日

【 2022年のカブラルレムリアン 】
2022年、カブラルにあるレムリアン初期鉱山の裏側から新しいレムリアンが発見された。
それは初期に採れたものとかなり似たようなカブラル独自のマットな質感で、見た目はほぼ違わない。
初期鉱山が閉山し、同じような質感のものがなかなか見つからず、カブラルでの採掘は諦めかけていた時に、カブラルがあるミナスジェライスの隣の州であるバイア州アレグレ鉱山から同じような質感のレムリアンが見つかり、今やそれが透明なレムリアン(質感はマットではあるが)の主流になっていた。
初めの採掘から約30年経って、まさかの裏山から出てくるとは! まさに表裏一体!だと思いました。
上の如く、下も然り、ピラミッドの下にある反対向きのピラミッド、逆さ富士、かごめかごめ、鏡、陰陽、などと色々な思いがよぎっていった。

【結晶は神聖幾何学】
神聖幾何学のあらゆる形を見れば、すべてが多面的であり、表裏、上下左右に複雑に反転し合いながら形を創造しているのがわかる。
表かと思いきや、裏も同じ形だったり、違う角度から見たら、全く違う形に見えたり。
このように幾何学的な形は、見えている面(表)だけが全てではないこと、一方的な物の見方の概念を外してくれる。
鉱物の結晶構造も同じく幾何学的な構造をしており、
これらの中には反転する宇宙がすでに含まれていることになるのだと思う。

【 初期のレムリアンから 】
さて、レムリアンシード、、、一番初めの採掘が1990年代のことだった。
レムリアンが最初に世に出始めた90年代は、ニューエイジブームがやってきた頃であり、80年代からのニューエイジブームが輸入され花開き、霊性に目覚める人たちが文化を築いた時代。
シャーリーマクレーンの本、ネイティブアメリカンの思想、セラピー、チャネリング、そしてクリスタルヒーリングが世に出てきた頃。
30年後の今は、ここ数年で、ウイルスにより世界が動かなくなったようになり、ウクライナとロシアは戦争を始め、世界の流れがまるで逆戻りしているような感じになった。
まるでニューエイジが始まるキッカケとなった1960年代後半からのベトナム反戦運動の頃と似た感じなのかもしれない。(生まれてないからわからないけど)

【 リバイバル90's】
今や円安にもなって、相場は反転したようにもなった。なんと、円安は、32年ぶりらしい。
現在、30年経った今、ファッション、音楽は90年代が再熱し、リバイバルが定着している。
2020年代はまだ始まったばかりだが、ニューエイジはスピリチュアルと名を変え、一般の人々にも浸透していったように思う。
クリスタルも同じく、広く認められるようになり、レムリアンシードは石好きならば誰もが知るものとなっている。
90年代の私達と、2020年代の私達、時代が反転し、交差したポイントで、どんな答えが導き出せるだろう?

【 表と裏 】
私たちの目に映る表側の世界は、何が真実で何が嘘なのか、もはやわからなくなってきているようにも思える。
まるで映画『マトリックス』みたいに。
表だけでなく裏もあるのだと知った時、選択することがやっと可能になる。青いピルと赤いピルのように。
それまではきっと何も知らずに表の世界だけで生きている。
水面に映る月は、波の無い凪の状態の水面にしかその姿を完璧には現さない。
水面の波が落ち着き、静まる頃にふと顔を出すのだ。
ネイティヴ・アメリカンのメディシンマンであった故ローリング・サンダーは言った。
「物事には、正しい時間、正しい場所がある。」と。

【 30年というタイムラグ 】
この30年という時差はきっと必要な時間だったのだろうと思う。
レムリアンシードが発見され、世間に知られ、世界を巡り、ミネラルショーで売られ、人々に触れられ、そうやって流通していく間に、私たちは知識を得、それが何かを試行錯誤しながら、しっかりと消化して、落ち着いていく。
その年月にきっと30年というスパンが必要だったのだろう。
そして、折り返し地点のように反転するポイントが30年後の裏山であったのだと思う。
ここから人々は、新たな時代のレムリアンを手にし、何を思うのだろう。
30年後に見つかった裏山のレムリアンは、今この世界の象徴し、れからの真実を知るための手がかりになるものになり得るのかもしれない。