【コラム】レディネリーとアンダラクリスタル

2022年10月29日

【 アンダラの母 】
アンダラクリスタルが有名になったのはレディネリーがいたからに他なりません。
薄い青のアンダラクリスタルは、彼女の名前から「レディネリー」と呼ばれています。
彼女は、母親が100%チョクトー族インディアンで父親がアイルランド系アメリカ人というバックグラウンドを持ち、1918年2月21日にオクラホマのチョクトー族リザベーション(居留地)に生まれ、カリフォルニアのサンフランシスコの南東に位置するモデストで、2010年6月24日に亡くなりました。

【ネリーとバックグラウンド 】
それでは、彼女のバックグラウンドを見ていきましょう。
レディネリーが生まれ育った当時のアメリカは、ネイティブアメリカンの(白人)同化政策を取っており子供たちは強制的に寄宿舎学校に入れられてしまう時代でした。
(私はたまたまですが、学生時代にネイティブアメリカンの研究をしていたので、この時代の背景について知りたい人がいたら何でも聞いてください。)

そのため、彼女は自分の人生が良くなることなんて決してないと思っていたのだそうです。しかしながら、彼女はインナーセルフが強いという神からの贈り物を与えられていたのです。彼女の母親は、神(GOD)の存在について彼女に教え、神は何があっても決してあなたの元を離れたりはしないと言い続けたのです。

【  壮絶な人生 】
4歳でオクラホマの政府がネイティブアメリカンの金銭を全て取り上げ、彼女の一家はリザベーションから離れることを余儀なくされます。7歳で、母親をインフルエンザで亡くし、父親も結核と診断されサナトリウムで治療するため家を離れ、ネリーは親戚の元を転々とすることになりました。 また彼女自身もポリオを患っていました。親戚たちは、彼女と彼女の姉妹たちがネイティブアメリカンの血を引いていることで、よく思わない人もいたのです。彼女たちを育てたことで、引き取った親戚がKKK(クークラックスクラン、白人至上主義団体)に連れて行かれたこともあったそうです。 そして、彼女と妹たちは孤児院へ行くことになりました。孤児院では妹が売られそうになったり、彼女自身もレイプされたりと、酷い目に遭いますが、そこで奴隷として働いていた黒人女性に救いの言葉をかけてもらい、信仰を忘れずにいることができました。そして、ついに父と再会することができました。

【 メディシンウーマン 】
彼女は父親の大工仕事と自立することの大切さを学び、母親からヒーリングテクニック、スピリチュアルウォーク、夢見の技法などを学びました。 彼女は第六感に優れ、目に見えないものを見れたのでした。 その後、彼女はカリフォルニアでは名の知れたメディシンウーマンになります。鉱物、植物その他を使って。聖なる山の聖なる場所にキリストが現れて、白いパウダーと共ににクラウドベリー(Chamaerose)のある野原が現れて、それでお茶を作って1日数回飲むといいと言われる夢を見たりもしました。
彼女は、軍の病院で退役軍人のヒーリングを通し奉仕活動を行いました。 アメリカでは、1800年代のインディアンと白人による戦い、市民戦争、そして第二次世界大戦があり、彼女の部族はそれらに常に巻き込まれていた他のです。 しかし彼女は、未来の世代で犠牲が出ないよう、戦争について語り継ぎました。
彼女の最初の夫は彼女を虐待し続け、そのため彼女は逃げるようにヒッチハイクでカリフォルニアまでやってきました。 当時は、ネイティブアメリカンの貧困、アルコール依存率、自殺率は高く、仕事もなかなか見つけにくいという現実がありました。その希望のない絶望がネイティブアメリカンの人々に蔓延していました。(残念ながら今でもアメリカの先住民族におけるこの問題は解決してはいません。)

【 アンダラクリスタルの発見 】
ネリーはアンダラに選ばれし人でした。 アンダラクリスタルは、レディネリーの優しい心を通し、人類愛や人となりの部分においてサービスされるのです。 1969年、彼女が一番最初のアンダラクリスタルを見つけた年です。たったひとつだけ見つけられたそれは地球から与えられたパワフルなヒーリングクリスタルとして、ネリーの家に置かれていました。 それから10年以上経って、アリーキースという名のサイキックヒーラーがネリーのメディシンウーマンとしての知識を求めてやってきます。 アリーは新しいヒーリングの様式を求めて訪ねてくるのですが、なんとそれ以上の素晴らしいものを発見したのです。 アリーは、ある夜「まだ聞いたこともないようなパワーを持つグリーンのクリスタル」が 夢に出てきました。それらクリスタルは、いろんな色があったのですが、彼女が一番惹かれたのがグリーンだったのです。 アリーが、ネリーの祭壇に置かれているグリーンのクリスタルを見て、大興奮しました。 「これよ!これ、これ。」とグリーンのクリスタルを指差しました。アリーはネリーに夢で見たビジョンのことを打ち明け、自分がもらってもいいか相談しました。ドリームシャーマン(夢見のシャーマン)でもあるネリーは、その時知ったのです。そのクリスタルを家に持ち帰った意味、真実を。

【 クリスタルの山 】
この頃はまだ誰もこのクリスタルの名前なんてつけてもいないし、知られてはいませんでした。それもそのはず、たったひとつだけが山から見つかったのですから。 アリーは、ネリーにもっと探すよう促しました。 「もっと探してきて、全部買うから。お願いだから、山に行って。」 ネリーは、孫と一緒に山に行き、さらに探してみました。以前、ひとつだけ見つかった場所に行っても見つかりはしませんでした。 山まではかなり遠い道のりで、無駄に終わったのです。 アリーはそんなはずはない!と怒り、アリーがいかにこのクリスタルが大切なものであるかを告げてえ、もう一度探すようにと言いました。(自分勝手なアリー、、、)そして、今度はアリーとネリーで山の上から下までくまなく探しました。やはり、それらしいものはありませんでした。 ネリーは 「私は20年もこのあたりを歩き続けてるの。あったら持って帰ってるんだから、もうないってことなのよ。」 と言いました。 少し落ち着いてからまた、アリーはネリーに言いました。 「ユニコーンが二頭、角を擦り合わせて遊んでいたら落ちたダスト。」 ネリーはそれを聞いてどこを探したらいいのかピンときました。 10年ほど前に見た、山の最も聖なる部分だと思われる場所にキリストが現れたあの夢です。 もしかしたらあそこかもしれない。 しかし、クリスタルはもう探しませんでした。

【 クリスタルのタイミング 】
その後、また、ネリーと孫が山に戻りました。 今度は孫を遊ばせる目的で。 孫が土で遊んでいた時です。土の中に何か硬いものに当たりました。 もしや何かの鉱物かもしれないとそれを掘り起こして、土を払い、拭いてみました。それはとても綺麗にピカッと光ったのです。 そのエリアは、シェラネバダ山脈であり、オブシディアンの鉱脈として知られていました。それらはガラスのような構造なのですが、オブシディアンとの違いは、それには輝きがあり、カラーバリエーションがあることでした。ネリーはこのようなオブシディアンは見たことがありませんでした。??ネリーは山に感謝を捧げ、孫と一緒にそれらを集めました。それらは100パウンド以上にもなりました。 ネリーは山から降り、家に着くなりアリーに連絡しました。 アリーは 「この地球の人々はこのクリスタルを手にする準備が出来たってことだわ、地球は近く、もっとそれらを産み出すはずよ。」 1ヶ月もしないうち、その予言は現実となりました。そのエリアに地震が発生し、そのクリスタルが続々とその場所から見つかったのです。 ネリーはアリーに連絡しました。「集められるだけ集めて。いつか、またこのクリスタルの種を地球に埋め戻さないといけない時が来るかもしれないその前に。」 数年後、その予言はまた現実のものとなり、また地震が発生し、その地震によってその場所は泥と石で埋まってしまったのです。1980年代後半のことでした。 ネリーと孫はその後も採掘しましたが、10年ほど後の1990年後半に枯渇しました。 ネリーは近隣んを探してみましたが、クリスタルはほんの少ししか出てこなくなりました。

【 新しい時代のためのクリスタル 】
1995年、ネリーはそれら新しいクリスタルのリーディングしたいチャネラーのもとに呼ばれました。そこはライトワーカーやヒーラーの小さなグループの集まりで、 その時初めてこのパワフルなクリスタルが開拓されたのでした。 その集まりによって、彼らがトト(エジプトの神)をチャネリングし、そこでアンダラと名付けられました。?今まで知られていなかったそのクリスタルが「アンダラクリスタル」となった瞬間であり、その後、その名で知られるようになったのです。 そして、2001年、二人のティーンネイジャーが新しいクリスタルのクラスターを発見しました。彼らはネリーの土地の近くに住んでおり、ネリーがそれらを集めていたのを知っっていて、彼らも彼らの家族もネリーと旧知の仲でした。それらは突然発見され、ネリーに知らされました。 ネリーは当時、86で、以前のように健康ではありません。 聖なる山のトレッキングは肉体的にもう不可能になってきていました。 ネリーは彼らに、それらを集めて家まで持ってきてもらうよう伝え、彼らに対価を支払いました。

そして、アンダラクリスタルの新しいチャプターが始まったのです。