【コラム】感情と水と水晶と

2022年9月12日

【 感情はフルイド 】
感情というのはフルイド状(液体)に近いのではないか、と、ふと思いました。感情はとても流動的な気がします。
感情にはいろいろなものがありますが、日本では、「水に流す」という言葉があるように、良きも悪きも過去に色々あったけど水に流して、気持ちを新たにしましょうという、「許し」に似たような表現があります。(ちなみに、これはアジアでも武士道精神というか侍の時代が長かった日本独自の考え方らしく、他の国にはその感覚は無いそうです。)
私は占星術には詳しくないですが、水の星座(エレメント)のキーワードは感情・感覚・共感・融合なのだそうです。
ざっと並べてみても物理的には掴めず、「感じる」ものであり、流れるようなもの、ですよね。
水の星座は蟹、蠍、魚で、蠍以外は水生生物。これらの星座は感受性と共感性の高さを備えてるようなのですが、その辺は占星術に明るい方に聞いたほうが良さそうですが・・・。

【 水の神聖幾何学】
水(液体)の分子構造は、実は正四面体になるそうです。
正四面体に似たピラミッド(正四角錐)の形は私たち地球の人々を魅了してやまない形ではありますが、電気的なエネルギー発生装置となり、人間の意識にも働きかけるという説があります。
氷(固体)の結晶構造は、ご存知の通り六角形で、水晶(固体)の原子配列に同じです。
そして、水晶の結晶形態を取る前の水晶というのは、熱水(とケイ素)でした。塩のようにそれらが結晶し、時間をかけて水晶となっていくのです。
水は流動的性質のため、感情を記憶しながらも流れていってしまいますが、きっと氷に閉じ込め固形になった場合、水だった時の情報というものが記録出来るのではないでしょうか?
すなわち、水晶は記憶媒体として感情などを記憶することが出来るのではないでしょうか?
 

【 水と水晶の神聖幾何学 】
神聖幾何学に当てはめれば水のエレメントを表すものは二十面体になります。 三角形で構成された六角柱を上から見たような形。
ご存知の方も非常に多いと思いますが、『水からの伝言』(江本勝著)という本では、水に良い言葉をかけると美しい結晶になり、悪い言葉をかけると形がいびつな結晶が出来るというのを、水を凍らせ結晶化させたものを写真に撮って私たちに見せてくれました。 それら結晶は雪の結晶に同じく六角形。
まさに三角形(正四面体)と六角形(六角注)という形は水晶を構成している結晶の形そのもの。
チャクラのマークでは、第四チャクラのマークが六芒星を描いています。ハート、心。あと、第二チャクラは、ハスの花弁が6枚ついています 。まさにここは、感情、創造、官能などの場所。
第二チャクラで感じ、クリエイトしていくことをハートで受け止め、さらにそこで喜びや愛を感じ取り、周りに広げていくのです。
そのように、水のエレメントと数字、幾何学的関係も計らずしてリンクしているのが不思議です。
宇宙は数字で読み解けると、プラトンが言ったのも頷けます。
 

【 感情と水晶 】
仏教の瞑想(ヴィパッサナー瞑想)では、快・不快など感覚が生まれるところに感情が生まれ、そこにには欲が生まれていくと説いています。
感覚も感情も含め万物は、生まれ、留まり、消えていきます。宇宙や地球でさえ、同じサイクルを持っているのです。 それゆえ、私たち人間というミクロコスモス(小宇宙)は、マクロコスモス(大宇宙)の縮図であると言われる所以なのです。
瞑想では感覚が生まれた時に反応しないにように訓練をし、心を平静に保ち、感情のアップダウンに揺らされない、ブレない自分をつくるための訓練をするのですが、例えば、痒みが起こったときにすぐに反応して掻くのではなく、痒いことを客観的に見つめ、感じ、そのままそれが過ぎ去っていくのを待つようにするのです。
全てを俯瞰して見つめていくことで、感情に流さない平静でニュートラルな心を養っていくのです。
これを踏まえた上で、水晶というのは、感情をニュートラルにするのにかなり働きかけてくれるものなのではないかと思いました。

【  水晶振動子 】
水晶はずっと一定の振動数を保ちます。 極めて安定した周波数なのです。 水晶に圧力や刺激などを与えると電気が発生し、振動するのですが、その特性ゆえ、時計やパソコン、IT関係、半導体などの電子機器に使われています。例えば時計に使っている水晶振動子は、毎秒正確に32,768(= 215)回振動します。(周波数:32,768 Hz)
例えば、私たちの生活に欠かせないスマートフォンの中には、カメラ、時計、ネット回線、通話機能、メモリ、GPSなどのデバイスやアプリが含まれていますが、これらのバラバラの動きを全てタイミングを合わせて活動させているのが水晶振動子の役目です。 これらは、安定した一定の振動という信号を送り続けているからこそ、出来ることなのです。
私たちは普段、当たり前のように使っているのですが、よく考えてみれば凄いことですよね。

【 感情の波 】
私たち人間の周波数はきっと安定しておらず、 感情に左右されるため、喜怒哀楽によってアップダウンしがちですが、一定の呼吸を使い、瞑想をすると、平静さを保つ訓練が出来ます。
マインドフルネスも同じです。
訓練によって、感情の波に流されなくなるようにすることが可能です。
時間に追われたり、パニックになったりすれば、すぐに呼吸が乱れ、それに引っ張られるように感情も乱れてきます。
ずっと波長が一定の水晶とは真逆ですね・・・。
だからこそ、そんな時に水晶の一定の振動を使えば、感情の波に流されることなくマインドフル状態にもなり得るのではないか、と思ったのです。 一定の呼吸で気持ちを落ち着けていけば同じ作用が得られるのですが、マインドフルの状態というかゾーンに入るには割と時間がかかります。 水晶を使うことで、もしかしたらゾーンに入りやすいのではないかな、、、と思ったのです。

【  水晶の振動を取り出す  】
振動を取り出すには、、、
水晶の振動は、肉眼では見えないし、振動がなかなか皮膚感覚ではわからないので、クリスタルチューナー(音叉)やクリスタルボウルを使うとより良いかもしれないですね。
水晶に圧をかけることで水晶ならではの振動が生まれるので、そのため、水晶に刺激を与えることで、パルスを産み出せばいいのでは?と思いましたが、素人の考えなので、正しいかどうかは謎ですが、、、が、しかし、振動は共鳴します。
その振動を浴びれば、乱れた感情は落ち着いてくるのが早いのかもしれないな、と思いました。 と、思うと、シンギングクリスタルなどは、とてもいいですよね。
取り留めもなく、まとめるのも難しく、オチの見つけどころも見えてきませんが、長くなったので、この辺で。